国内
緊急事態宣言の全面解除を受けて、ウイルスを警戒しながら経済活動を再開させる新しい働き方が始まった。
緊急事態宣言が全面的に解除されてから一夜明けた26日、都内の駅には、マスクを着け出社する人が多く見られた。
通勤する人「(出社は)基本的にはきょうからなんだけど、徐々に元通りに直していく。気持ち的に、ちょっと不安な面が多い」、「通勤はきのうから(始まった)。先週は、1日おきで会社に来ていた。先週よりは電車混んでいた」
一方、東京・大田区にあるリコー本社のオフィスをのぞいてみると、人はほとんどいない。
精密機器メーカーのリコーは、宣言解除後も会社への出社率5割を上限とし、商談などもオンライン会議を活用する方針。
リコー・山下良則社長「何でこの仕事をみんなで集まって会議やっているんだっけという疑問をお互い問いかけながら、自問自答しながらやれば、ずいぶん会社が変わっていくと思う」
また、東芝でも原則在宅勤務を続けるほか、日立製作所も7月末まで取り組みを継続。
そのうえで、2021年4月には在宅勤務率5割を目指すとしている。
宣言解除を受けて、東京都は、26日午前0時に休業要請を緩和した。
26日夜の新橋では、飲食店の営業が午後10時まで可能になったため、街は少し明るくなったが、駅前の人通りはあまり増えていない印象。
久しぶりに店でのお酒を楽しむ人は...。
来店客「(おいしいですか?)おいしい。サラリーマンの楽しみはこれしかないので」
居酒屋「長崎街道」・松井康子店長「客の間に仕切りを設けたり、遠く離して座ってもらうように考えている。最初はどなたも来なかったから、(店を)閉めようかなと思ったが、常連さんが景気づけにと入って来てくれた。本当にありがたい」
一方、いまだ再開の見通しが立たないところも。
クラブNanae・唐沢菜々江ママ「月に約1億くらいあった売り上げが0ということで、固定費がかかるばかりで大変な状況」
4月2日から休業が続く銀座のクラブ。
6月中の営業再開を目指し、準備を進めている。
営業を再開した際、来店した人にはテーブル1つ分空けて座ってもらうなど、対策を考えている。
さらに、来店客には検温やチェックシートの記入、カラオケはマスクを着けたまま歌ってもらうようにするなど、徹底した感染防止策を行っていく方針。
クラブNanae・唐沢菜々江ママ「ほかの地域では、以前と同じように開けてしまっているお店が多いので、銀座なりにきちっとしたガイドラインを守って、感染しないように(お店を)開けたいなと思っている」
"夜" - Google ニュース
May 26, 2020 at 10:54PM
https://www.fnn.jp/articles/-/46255
全面解除で「新たな働き方」を模索 夜の街も変化 - FNNプライムオンライン
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