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夜のビーチで波が光る→パーリーピーポーが集まる→近隣住民が困る - ギズモード・ジャパン

光る波に乗るイルカも現る。

画像は、生物発光によって青白く輝く波が押し寄せるカリフォルニアのビーチ。自然が生み出す美しいライトショーにあわせて、サーファーたちは光り輝き、イルカたちも光る波に乗り、集まった人たちは深夜遅くまでパーティーをして、近隣住民は不満を漏らすことに...。

光る波の正体

スクリップス海洋研究所によると、バハカリフォルニアとロサンゼルスのあいだに位置する海岸では、「赤潮」として知られる水の華(あるいは藻類ブルーム)と呼ばれる現象が起きているといいます。

海洋植物プランクトンの「Lingulodinium polyedra」は、日中に赤褐色の色合いを放ち(「赤潮」と名付けられたのはそのため)夜間になると、青白い光を放ちます。同地域でこうした現象が最近見られるようになったのは、今年3月末頃のことで、いつまで続くかは明らかでないとのこと。

以下の動画では、なんと2頭のイルカが光る波に乗って泳ぐ様子(!)が捉えられています。(撮影:2020年4月24日ニューポートビーチスクリップスピアのカメラ)

ビーチは再開されたけど...

カリフォルニアのビーチはcovid-19の影響で一時的に閉鎖されていましたが、ソーシャルディスタンシングの規制緩和が始まった頃にちょうど光る波が見られるようになったものだから、多くの人がビーチに殺到する事態に。Times of Sandiegoによれば、5月2日(土)にはカールスバッドビーチの地元警察が動員されて、ビーチ沿いに車を停めないよう指示する姿も見られたとか。

カリフォルニアのビーチが再開したとはいえ、有事、仕事、運動を除き、基本的にステイホームが呼び掛けられている状況は変わっていません。立ち入りやアクティビティの禁止などに関しては、個々のビーチによって異なります。

たとえばサンディエゴでは、4月27日からサーフィン、スイミング、ランニング、ウォーキングが許可されているいっぽうで、駐車場は閉鎖されていたり、ビーチにとどまり日光浴したりすることは禁止されているとのこと。

光る波を見るためにビーチを訪れるのはこうした規制の違反にあたり、近隣住民から困惑の声も。Glen Volkさんは、光る波の聴衆が深夜を過ぎても居残り「毎晩のように2〜3時までパーティーしている」と不満を示しています。

いっぽう、ウォータースポーツを楽しむ人たちからは歓喜の声も。ガーディアンは「サーフボードが光った」、「輝いている大人の男たちが最高って叫びながら子供のようにはしゃいでた」とコメントするサーファーの声を紹介し「パンデミックに直面した日常に、光る波が安堵や歓喜をもたらしたかのようだ」と伝えています。

触っても大丈夫なの?

スクリップス海洋研究所によれば、「Lingulodinium polyedra」による人間への毒性はなく、公衆衛生上の警告も出されていないようです。ただし、すべての植物プランクトンブルームが同じとは限らないことにも注意。たとえば地中海の一部地域では、「Lingulodinium polyedra」から構成される藻類ブルームがイェッソトキシンとして知られる危険な神経毒を放出することがわかっています。

したがって気候変動により温暖化する海で起きる藻類ブルームは、美しくも、ときに危険を孕んでいることをお忘れなく。

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May 14, 2020 at 09:00PM
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