鈴木康友浜松市長は２６日、中心街の飲食店２店で新型コロナウイルス感染症のクラスター（感染者集団）が発生したことを受け、市内の接待を伴う飲食店６５０店の従業員約２８００人を対象としたＰＣＲ検査の実施など新たな感染拡大防止策を発表した。同日、市役所で開いた対策本部会議後の記者会見で明らかにした。
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検査の対象はバー、キャバレー、ナイトクラブなどの従業員ら。市が進めているクラスター２店関連の感染者の濃厚接触者を対象にしたＰＣＲ検査がある程度終わった段階で始める方針。費用は市が負担する。検査は任意で、対象店舗と接点のある税理士や金融機関にも検査の呼び掛けに協力してもらう。
市が５月に導入したトレーラーハウスを活用した移動式ＰＣＲ検査センターを使うほか、理化学研究所が開発した簡易式ＰＣＲ検査キットなどの併用も検討する。鈴木市長は「多くの方が簡易に利用できる態勢を整備したい」と述べた。
鈴木市長は県と連携し、中心街の接待を伴う飲食店などを対象に感染症防止策の状況を確認する立ち入り調査を行う方針も示した。
さらに、８月上旬には３密対策に積極的に取り組む店を認証する「はままつ安心・安全飲食店認証制度」を始める。店舗入り口での手指消毒や客同士の距離確保、換気対策など五つの要件を設け、申請書を提出した店を現地調査し、要件を満たしていれば認証ステッカーを交付する。
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July 27, 2020 at 05:55AM
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